一般の栗の大きさの約1.5~2倍にもなるがんね栗は、鬼皮が薄く、加熱で身が崩れやすいため、業務用では主にお菓子の材料として用いられますが、強い甘みと濃厚な味わいは素材に埋もれることなく、その存在感を放ちます。
がんね栗の産地は沢山ありますが、中でも原産地の山口県岩国市美和町坂上地区のがんね栗は、特に高品質だと人気があります。
がんね栗は、接木の方法を心得た平家の落人の一人が、大栗林より栗の穂木を取り寄せ、白滝山の南麓に自生していた天然の栗の木に接木をしたのが始まりと言われています。
その後、この栗の名声が高まり、近隣でも栽培されはじめ、多田栗、岩国栗などの名称で市場で販売されるようになりました。
大正2年、全国クリ品種名称調査会に出品する際、原産地の地名をとって「岸根(がんね)栗」と呼び名を統一、昭和8年の「全国果樹共進会」で10銘柄品種のひとつに選ばれたのをきっかけに、品質の高さと大きさが話題を呼びました。現在は、国の奨励品種として海外にもその名が広まっています。
渋皮が破れやすいため、きれいに作るのは大変ですが、ねっとりとした濃厚な栗の風味が病みつきになります。
少し砂糖を控えめに作るのがおすすめです。
パウンドケーキ、パイ、フィナンシェなどの焼き菓子にすると、香ばしい栗の味が楽しめます。羊羹、まんじゅうなどにしてもおいしいです。
肉質が柔らかいため、弾力のあるおこわより、ふっくら仕上がる栗ご飯の方がおすすめです。甘くてほくほくの果肉が、口の中でほどけます。
強い甘みが特徴のがんね栗の持ち味を生かした焼き菓子を中心に、和洋のスイーツが揃います。
岸根栗ペーストを餡にしたしっとりマドレーヌ。発酵バター、きび砂糖、地鶏卵など、こだわりの材料が栗の風味を引き立てます。
濃厚な栗の風味とやさしい甘さがあとを引く、岸根栗と少量の砂糖だけで作った栗きんとん。
小麦粉、バター、砂糖、卵の4つの材料を地元や国産にこだわった、がんね栗のパウンドケーキ。ペーストタイプと渋皮煮タイプがあります。
岸根栗の渋皮煮を丸ごとサクサクのパイ生地で包みました。バイヤーズセレクション2017受賞。
美和町特産の大きな岸根栗の渋皮煮を丸ごとのせた、贅沢なマロンパイ。
栗の形を模したあずきあんと特製岸根栗クリームの層を、サクサクパイで包みました。
裏ごし渋皮がアクセントの蒸しがんね栗餡を、もちもち生地で包んだ、がんね栗大福です。凍らせて食べても。
こだわりジャージー牛乳に、岩国市美和町特産のがんね栗ペーストを練り込んだ、リピーター続出のアイスミルクです。
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